開催:12/3~12/4
12月のあいさつ運動
9月28日(土)、絆づくり推進会議(波田地区地域ケア会議)は、まちづくり協議会〔総務部会〕の共催のもと、恒例の地域づくり講演会を開催し、町会役員の皆さんを始め総勢67名の方に参加いただきました。
今年も「認知症とともに暮らす」をテーマに、波田地区における地域包括ケアシステムの目標『「元気」で活動する高齢者づくりと高齢者に感謝する人づくり』に向け、認知症を正しく理解し、地域全体で備える大切さを学びました。
講師は、上田市在住の(福)ジェイエー長野会ローマンうえだ前施設長の「櫻井記子」さんと、日本認知症本人大使・希望大使の「春原治子」さんのお二人。春原さんは6年前に認知症と診断されながらもそれを周囲に公表し、仲間の理解と協力を得ながら、自身が主催する「オレンジサロンhinata bocco(ひなたぼっこ)」で認知症の方やその家族の支援を行う活動を継続されており、厚生労働省が任命した全国で7名の大使のお一人として、認知症への社会の理解を深める普及啓発活動を全国各地で行っておられます。
講演テーマは「認知症になっても大丈夫な地域に」とし、「始めましょう認知症への備え」、「一足先に認知症になった私が体験していること・伝えたいこと」と題し、お二人にそれぞれご講演いただきました。認知症は、軽度認知障害も含め65歳以上の4人に1人の割合になるといわれています。認知症と診断されたからといって閉じこもらず、地域とのつながりを持ち続け、自分らしく自信を持って生きていくことでその進行を遅らせることができます。家族や周りの方も認知症への先入観や固定観念を無くし、きちんと理解したうえで、認知症になってもより良く暮らせる仲間づくりや地域づくりを進めていくことが最も大切だと語っておられました。今後も波田地区では、認知症を正しく理解していただく活動を推進していきます。
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