開催:11/6
(波田公民館)お殿様が愛した「諏訪紅葉めぐり」

9月28日(土)、絆づくり推進会議(波田地区地域ケア会議)は、まちづくり協議会〔総務部会〕の共催のもと、波田公民館において地域づくり講演会を開催し、町会役員の皆さんをはじめ総勢49名の方に参加いただきました。
今回は、「人生100年時代の健康心理学 -老いをちょっぴり楽しむための、心の健康の秘訣!?-」をテーマに、波田地区における地域包括ケアシステムの目標、『「元気」で活動する高齢者づくりと高齢者に感謝する人づくり』に向け、年々歳を重ねていく中で、自分自身のメンタルを健やかに保つためには、どう意識し日々の生活を送ることが必要かを学びました。
講師は、臨床心理士でもある松本大学の 齊藤茂 准教授(人間健康学部スポーツ健康学科長)。「私の考える、心の健康の秘訣」と題し、著名な心理学者の参考文献をもとに10のヒントを解説、提言いただきました。
高齢になるほど心と体の結びつきが強くなり、心の状態が悪くなると免疫機能が低下する傾向に。適度なストレス、心配、苦しみは成長や行動の原動力にもなり得るが、その量が許容量を超え積み重なると、心身に深刻な影響を及ぼすことになるとのこと。人体には疲労やストレスを軽減する器官である副腎(アドレナル)があるが、蓄積されると疲労物質を分解できないことも。ストレスへの対処法として、「1日に30秒の短い休憩」、「ゆっくり深呼吸」、「自信のないときにも強いポーズ」、「人の悪口を言わない」、「笑顔を心掛ける」、「ゆとりを持ってゆっくり動く」などを挙げ、副交感神経の回復などをもたらす行動を心掛け、自分の体と心に耳を傾け、無理をせず自分のペースで暮らしていくことが大切だと語っておられました。
また、人は「生きがい」に支えられて生きているものであること。「生きがい」を感じるためには、自分がやりたいことをやることが大切であり、その行動そのものが「生きがい」につながるとも。心理学という面から健康状態を知り、対処方法を学ぶことができた有意義な講義でした。
© Chiikizukuri Center of the Hata District.