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防災部長研修会 「地域力=防災力」を学ぶ

重要となる三つの力の連携

 12月3日(火)、波田地区防災連合会は、奈川、安曇、梓川地区の同会と合同で、防災部長を対象に防災研修会を開催しました。

 講師には、能登半島地震で支援活動を経験された松本市危機管理課の宮坂地域防災マネージャーをお招きし、『高めよ 防災力~その時に備えて』と題して、大規模地震発生後における避難の実態と、その時に一番必要になることは何かを学びました。能登半島地震では道路が寸断され、救援に必要な人や物がしばらく来ない事態となりました。そうした中で重要となったのは、「自助」と「共助」の二つの力だと講師は述べられました。先ずは自分と家族の命を守るために行動し、次に地域住民同士で共に助け合い事態を乗り越えていくほかありません。阪神・淡路大震災の際、消防署や自衛隊などの「公助」の力で救助された方は全体の23%に対し、「自助」「共助」による救助は77%でした。発災後にいち早く救助を行えるのは地域住民であり、隣近所の普段のつながりが救助対応にも直結していきます。地域力がすなわち防災力につながると熱く語っておられました。

 防災訓練を行い災害に備えていくことはもちろん必要ですが、平時の町会活動を通じた住民同士の結び付きがいかに大切かを学んだ一日でした。

© Chiikizukuri Center of the Hata District.